詩(うた)

またまた、絵が共鳴して、詩が生まれました!絵の力ってすごい!感謝、感謝。まだ、下書きですが、お楽しみください。

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天使の詩(うた)シリーズ


作 しまづ りつこ


子供のじゅもん


困った時は 天の神

天の神さま たのみます

 

子供はじゅもんで 遊びます

  天の神さまの言うとお~り

 

天にいる天使は 神の使い

子供の願いを かなえます


天使のお空があぶないよ

 

オスプレイが 飛んできた

天使の母さま 叫びます

  坊やあぶない気をつけて

 

あれは戦争をするための 飛行機

 アメリカの飛行機

このごろは天使のお空も 騒がしい


坊やの名前

 

天使の母さま 考えた

坊やに名前を つけましょう

何がいいかな 何がいいかな

 

ああそうだ 坊やの名前はピースです

ピース ピース と呼んだなら

戦争はいやだと 聞こえるね

天使の名前に ぴったんこ


天使の歌声


天使の声を聞きました

それはテレビで聞いたカウンター・テナーの歌声

私はクリスチャンではありません

賛美歌は聞きなれません

オペラも見たことがありません

彼が歌っていたのは日本語の歌

武満徹、作詞作曲の歌

短い歌でした

  「小さな空」 

大空みたら
綿のような雲が
悲しみを超えて
飛んでいった
いたづらが過ぎて
叱られて泣いた
子供の頃を想い出した

夕空みたら
教会の窓の
ステンドグラスが
真っ赤に燃えてた
いたづらが過ぎて
叱られて泣いた
子供の頃を想い出した

夜空をみたら
小さな星が
涙のように光ってみえた
いたづらが過ぎて叱られて泣いた
子供の頃を想い出した


カウンター・テナーの声が

深く静かに感情を震わせた時

私は思わずこみ上げて泣いた

澄み渡って響く天使の声を聞いた気がする


注釈)カウンタ・テナー
 男性歌手がファルセットによって出す通常より高い声域
 女性のソプラノやアルトの音域

  武満徹  (1930~1996)
 作曲家 東京生まれ
 詩情と緻密さが共存する音響世界を創出
 映画音楽、現代音楽の運営にも活躍
   (広辞苑より引用)


大神子海岸


春の海辺にやって来た

子供の頃に来た海辺

寄せては返す波の音

波に戯れ遊びます


青い空 水平線の彼方から

大きなうねりが波となり

私の足を洗います

バシャーバシャーと打ち寄せて

ザザァーザザァーと引いていく

同じリズムの繰り返し

地球の不思議 海の音


白い砂 小さな小さな砂の粒

指で作った砂時計

何度も何度も落とします

砂の間の桜貝

うす紅色の花びらを

そっとくるんで眺めます


桜貝 天使の羽を見るようで

乙女心は夢心地

淡い思い出 淡い恋

友と遊んだ遠い日が

瞬時に巡りまた帰る


砂浜の無数の小石は宝物

白い小石はつんつるり

緑の石は波の紋

波に揉まれて化粧済み

不思議な形は神のせい

手に取り眺めて飽きません


波強く”危ない海”と親は言い

誰も海には入らない

眺めて遊ぶ海辺です


空の色 海の色 波の音 風の音

岩に松 砂に石

地球のへそかもしれません


【作者コメント】

 

人間の命を守りたい。だから戦争反対!

青い地球を守りたい。だから自然破壊反対!

 

人々の愛に栄光あれ 

人々の力に栄光あれ

 

すばらしいですね(阿閉)。


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